室井佑月「一緒にされたくないと思う」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「一緒にされたくないと思う」

連載「しがみつく女」

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自民党の強行採決も予想されるカジノ法案。作家の室井佑月氏は、安倍政権を批判する (※写真はイメージ)

自民党の強行採決も予想されるカジノ法案。作家の室井佑月氏は、安倍政権を批判する (※写真はイメージ)

 一度は廃案になったものの再び浮上し、自民党の強行採決も予想されるカジノ法案。作家の室井佑月氏は、安倍政権を批判する。

*  *  *
 カジノ法案。産経新聞以外はどこの新聞も、けっこう辛口だった。

 びっくりしたのは、12月2日付の読売新聞の社説。「カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか」というタイトルの。

 読売新聞は産経新聞と一、二を争う安倍さん仲良し新聞だと思っていたけど、そうでもないのか? カジノ法案については、いちばん辛辣であったかも。

〈カジノの合法化は、多くの重大な副作用が指摘されている。十分な審議もせずに採決するのは、国会の責任放棄だ〉

 だよね。この法案は2013年12月に提出され、翌年の14年11月の衆院解散で廃案になった。それなのに、強行採決を良しとする安倍政権のもと、強引に決めてしまえ、といった感じだ。

 強引に決めてしまいたいのは、審議がつづくともたないからだろう。国民にとっての不都合な真実が、ぽろぽろ出てきたりするから。読売新聞の社説にも、「あまりに乱暴である」と書いてあったっけ。

〈自民党は、観光や地域経済の振興といったカジノ解禁の効用を強調している。しかし、海外でも、カジノが一時的なブームに終わったり、周辺の商業が衰退したりするなど、地域振興策としては失敗した例が少なくない〉

 儲かる儲かる、といっているが、それは本当か? 海外でカジノを招致し、失敗した例は数々ある。

 ま、オリンピックと一緒で、一部の利権に絡んだ人は儲かるのかもしれない。しかし、ほとんどの国民は嫌なことだけ押し付けられるのではないか。治安の悪化であったりとか。


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