【築地市場移転延期】宇都宮健児が小池百合子の“決断”を分析 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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【築地市場移転延期】宇都宮健児が小池百合子の“決断”を分析

小池百合子東京都知事 (c)朝日新聞社

小池百合子東京都知事 (c)朝日新聞社

 同じように、仮に環状2号線が完成しないなら代替案を考えればいい。選手村との交通手段がなくなるなら、選手村の場所を変えるなど、柔軟な発想が必要です。築地市場を移転せず現地で再整備する可能性についても、再度検討してみるべきではないでしょうか。

 豊洲新市場では仲卸の店舗が狭すぎたり、流通経路が分断されていたりと、使い勝手が問題視されています。これらの話は、都の役人など一部の人たちだけで計画を決め、肝心の仲卸業者の声を聞いてこなかったことが原因にある。小池氏には現場の声をよく聞いて、補修や修理で改善できる部分がないか、よく検討してほしい。土壌汚染問題できちんと安全宣言を出せるなら、新市場の使い勝手を改善した上で移転を実行する結論もあり得ると思います。

 築地移転問題は、小池氏の政治的力量を測る試金石。ここで都議会など既存勢力と安易に妥協すれば求心力を失い、改革も頓挫してしまう。私は小池氏が掲げた「都民ファースト」という理念を評価しています。都知事として当然の姿勢ですが、最近の石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏、舛添要一氏には欠けていた部分だからです。今後も都民ファーストを貫いてほしい。

 私の団体「希望のまち東京をつくる会」では今後、都議会の各会派を回り、築地移転問題についての要望書を提出する予定です。小池氏とは是々非々の関係でいきたい。豊洲の調査については応援しますが、他の政策について必要とあらば、遠慮なく批判もしていきます。

週刊朝日  2016年9月16日号


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