三宅:阪神大震災やオウム真理教事件をはじめ、毎日いろんなことが起きた時期で。その日の出来事をその場で曲にして、その日のステージで歌ってました。

アサミ:ラブソングが得意だからか、「恋バナ」もメチャメチャ好きで。ちょっと離れたところで寝てると思って、ヒソヒソ恋バナしてると、「何なに?恋の話? ン? ン?」ってガバッと起きて参加してきたり。

片岡:「得意なんだよ俺は」ってね。得意そうには見えないけれど(笑)。

──今でも何か起きると、ファンの間では「キヨシローならどう歌ってくれるだろう」と話題になります。

アサミ:でも、ボスはもういないわけだから、ボスからもらった種を育てて、おのおのが歌えよ、考えろよって思いますね。

片岡:想像しても、答えがないことですからね。

(文・構成・太田サトル)

※週刊朝日2016年5月6-13日号