腰の治療が長引く石川遼が、丸山茂樹とゴルフ解説に初挑戦

　4月14日から、いよいよ国内日本男子ツアーが始まる。石川遼（24）と一緒にテレビ解説を務めることになったプロゴルファーの丸山茂樹氏だが……。

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　マスターズ開幕前の4月4日、試合会場の米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで粋な発表がありました。

　マスターズ委員会をはじめとする4団体が、今年8月のリオデジャネイロ・オリンピックのゴルフで金メダルを獲得した選手に、男子はメジャー全4試合、女子はメジャー全5試合の出場権を与えると表明したんです。男子は2017年のマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロ。女子は今年のザ・エビアン選手権、17年のANAインスピレーション、KPMG女子PGA選手権、全米女子オープン、全英リコー女子オープンです。

　最高じゃないですか。オリンピックには世界ランキング上位から男女とも各国2人まで（ランキング上位15位内なら最大4人まで）が出てきますから、まあ普通に考えて通常の米ツアーより世界ランクの低い選手も出場してきます。

　そういう選手がオリンピックの大舞台で突発的にハマって優勝したら、即メジャーの全試合に出られるんですよ。そしてメジャーで「アメリカンドリームつかんだぞ！」となる可能性もある。すごくワクワクするご褒美ですよ。世界中が注目するスポーツの祭典なんですから、こういうのがなくちゃいけません。肝心のマスターズですが、締め切りの関係で次号で詳しくお伝えします！

　そしていよいよ4月14日、「東建ホームメイトカップ」（14・7日、三重・東建多度CC名古屋）で、国内の日本男子ツアーが始まります。

　僕はこの試合と翌週のパナソニックオープン（4月21・4日、千葉CC梅郷コース）で、石川遼（24）と一緒にテレビの解説をさせていただきます。

　遼は腰の治療が長引きそうなので、別の形でゴルフ界の役に立ちたいという思いから、「同席させてもらっていいですか」と言ってきました。それで各方面からOKが出たら大丈夫だよという話で、一緒にやることにしました。

　僕としては今シーズンも分かりやすく、見てくださる方に「プロゴルファーはそういう考え方をするのか」「あんなことを感じてるのか」と喜んでもらえる解説をしていけたら、と。

　自分のプレー自体はですね、左手親指の慢性亜脱臼も相変わらずでして……。出られる試合で、そのときの全力を尽くせたらと思ってます。

　ここで一つ、お知らせをさせてください。マルジュニアの新たな試みであります。5月14日に東京で「丸山茂樹ジュニアファンデーション　親子ショートコースゴルフ大会inハイランドセンター」を開催します。

　対象は小学1～4年生の男女で、30人です。保護者の方に帯同キャディーで参加していただきます。マルジュニアのホームページ（https://www.maru-junior.com/）から応募してください。締め切りは4月19日です。

　12ホール回りますけど、1ホールが約30ヤードですから、初心者でも大丈夫ですよ。僕とツアープロコーチの内藤雄士がアトラクション対決に参加予定です。「試合」っていうんじゃなく、ゴルフに触れる日、みたいな感じで応募してもらえればと思ってます！

※週刊朝日 　2016年4月22日号