渋みを抑え柔らかい味わいに 町ぐるみでつくった能登の赤ワイン 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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渋みを抑え柔らかい味わいに 町ぐるみでつくった能登の赤ワイン

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週刊朝日
赤ワインに馴染みのない人でも飲みやすいように…(※イメージ)

赤ワインに馴染みのない人でも飲みやすいように…(※イメージ)

 フード&ワインジャーナリストの鹿取(かとり)みゆきさんが、日本ワインを紹介する。今回は、石川県穴水町の「Nセレクト ヤマソーヴィニヨン 2015(赤)」。

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 石川県、能登半島のほぼ真ん中に位置する穴水町。この地に2004年、能登ワインが設立された。

 ワイナリーがいま、力を入れているブドウが、ヤマソーヴィニヨンだ。ワイナリー設立に備えて01年、土地での栽培が始まった。この品種は比較的、病気に強い。試行錯誤の中で、能登では色づきが良く、糖度や酸度が高くなることもわかった。現在、この品種で3種類のワインを造っている。

「Nセレクト ヤマソーヴィニヨン」は、赤ワインに馴染みのない人でも飲みやすいように、柔らかい味わいを目指している。果皮や種を一緒に醸す期間を短くし、それらから渋みが抽出されすぎるのを避けた。

 実はこのワイナリー、設立が頓挫しかけた過去がある。農家や酒販店、地元企業の社長らが発起人となり、町役場と協力して設立に漕ぎつけたのだ。

 そんな苦労が、寿司屋から洋食レストランまで、“穴水町の飲食店で必ず見かける一本”として、実を結んでいる。

(監修・文/鹿取みゆき)

週刊朝日 2016年2月19日号


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