田原総一朗「私の考える『改憲』と安倍首相の『改憲』との違い」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「私の考える『改憲』と安倍首相の『改憲』との違い」

連載「ギロン堂」

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安倍晋三首相の狙いはどこにあるのか(※イメージ)

安倍晋三首相の狙いはどこにあるのか(※イメージ)

 憲法改正を訴えながらも具体的な考えを示さない安倍晋三首相。その狙いはどこにあるのかジャーナリストの田原総一朗氏が指摘する。

*  *  *
 安倍晋三首相は、ことあるごとに憲法改正を主張している。

 昨年11月末、自ら率いる右派国会議員らの会合で次のように述べた。

「憲法改正をはじめ、占領時代につくられたさまざまな仕組みを変えていこうという(自民党の)立党の原点を呼び起こさなければならない」

 また、先の参院決算委員会では、「いよいよどの条項について改正すべきか、新たな現実的な段階に移ってきた」と強調した。

 だが、そこまで言いながら、民主党の岡田克也代表が代表質問で改正項目の明示を求めても、首相は応じなかった。

 施政方針演説で、安倍首相は「私たち国会議員は、正々堂々と議論し、逃げることなく答えを出していく。その責任を果たしていこう」と呼びかけた。ならば、まず自身の考えを語るべきだ。

 産経新聞までが、社説で「具体項目を示すと、護憲勢力の反発に遭うことを懸念しているのか。与党内に足並みの乱れが生じることを恐れるのか。いずれにしても、『国民的議論の深まりの中でおのずと定まってくる』という他人任せの姿勢では、改正論議は深まりようもない」と批判している。

 私は、護憲ではない。

 昨年の7月11日に朝日新聞がデジタル版で報じた調査で、憲法学者(調査に応じた)122人のうち50人が「自衛隊は憲法違反である」と答えていて、残りのうち27人が、「憲法違反の可能性あり」と答えているのである。私は憲法9条の2項で自衛隊の存在を認め、日本に自衛隊ありと明記すべきだと考えている。


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