情報過多の時代だからこそ 東尾修が「自分を知る」大切さを力説 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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情報過多の時代だからこそ 東尾修が「自分を知る」大切さを力説

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修

いくら方法論が増えても変わらないことは…(※イメージ)

いくら方法論が増えても変わらないことは…(※イメージ)

 新年を迎え野球選手の自主トレも本格化し始めた。西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、新しい理論にとらわれず自分にとって意味のある練習をして欲しいという。

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 読者の皆様、明けましておめでとうございます。

 今年は8月に国際オリンピック委員会(IOC)の総会がある。2020年東京五輪で野球・ソフトボールが追加競技に決まれば、野球界は大きな節目を迎えることになる。プロ野球のOBとしても、何らかの形で協力していきたい。

 さて、新年を迎えると、野球の自主トレの報道が目立つ。最近はハワイやグアムを中心に海外で自主トレをする選手が増えた。悪いことではないよ。温暖の地のほうが、しっかりと体づくりができ、故障のリスクが減る。

 ただ、隔世の感はあるよな。選手の年俸が上がり、スター選手は2億、3億円と手にする。自分の体に投資できる資金も増えた。若手を連れていって、食費や滞在費を出す主力選手もいる。私が自主トレでトレーナーを伴ったのは入団して15年近く経過してからだった。若いころに自費でトレーナーを呼ぶという発想なんてなかった。時代は確実に変わっている。

 今やトレーニングの質も方法論も多岐にわたる。私は若いころ、大分や佐賀・唐津などに行き、いつも5キロ前後のロードワークをしていた。ゴルフ場や海岸線を走り、その後はダッシュ。

 腹筋、背筋も専用の器具で鍛えることはなかった。今では、腹筋一つにしてもいろんな角度から筋肉を鍛えられる。その分、選手もやるべきことが増えた。各種サプリメントもあるし。

 ただ、いくら方法論が増えても変わらないことはある。それは自分の体のことをしっかりと把握することだ。トレーナーやコーチに言われるままに体を動かすだけでは、効果は薄い。


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