平成の真田ブーム“仕掛け人”「幸村の最期の散り際が好きなんです」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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平成の真田ブーム“仕掛け人”「幸村の最期の散り際が好きなんです」

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週刊朝日#真田丸
コーエーテクモゲームス社長 鯉沼久史さんこいぬま・ひさし/1994年に入社。「三國無双」「決戦」などを手がけたゲームクリエイター、プロデューサー。「ポケモン+ノブナガの野望」などのコラボ作品も手がけ、2015年4月からコーエーテクモゲームス社長(撮影/写真部・加藤夏子)

コーエーテクモゲームス社長 鯉沼久史さん
こいぬま・ひさし/1994年に入社。「三國無双」「決戦」などを手がけたゲームクリエイター、プロデューサー。「ポケモン+ノブナガの野望」などのコラボ作品も手がけ、2015年4月からコーエーテクモゲームス社長(撮影/写真部・加藤夏子)

──『真田太平記』で好きな場面があれば教えてください。

 信之、幸村兄弟が分かれることになる犬伏の別れの場面ですね(※関ケ原直前、真田家存続のため東西両軍に分かれることを決意する場面)。犬伏って栃木県佐野市あたりなのですが、実は私の実家が近くにあるんです。「戦国無双」を作っていて知ったんです。「あ、うちの近くじゃん」って(笑)。

──平成の今でも老若男女を問わず、フィクションのテーマとして戦国時代は高い人気を誇っています。なぜこれだけ人々を惹きつけるのでしょうか。

 突き詰めると、結局、日本人はみんな戦国時代が好きなんだなと感じます。

 例えば三国志は西暦2、3世紀とかなり古い時代なので、結構ファンタジーを交えて描くこともできるのですが、今からわずか400年ほど前になる戦国時代はやはりリアルなんですよね。下手な描き方をすればすぐにお叱りが飛んできますし、ご子孫の方もいらっしゃるなど気を使うことは多いです。でも一方で、現代につながっているところが多い分、多くの日本人がその時代に何らかの思いを持っているということだと思うんです。例えば、自分たちが住んでいるところで起こったこと、ということもありますし、城や神社などが現在も残っているところも多いですよね。

──新たな発見は?

 実際にいろいろ地方へ行くと、その地域には戦国時代の地元の武将についての逸話が残っていたりするんです。なのでユーザーさんからは、次は地元の武将を出してほしいというご要望もかなりの数いただいています。たとえ我々が知らなくても、地元では祀(まつ)られていたり、非常に有名な武将もいるということは認識しています。活躍した期間が短かったり、有名な武将との関連がなかったりと、なかなかゲームに出すのが難しい武将もいるのですが、全国にはまだ面白い武将がいっぱいいるので、いずれはなんらかの形にしたいとは思っています。

(構成 コミック編集部・寺田亮介)

週刊朝日  2015年12月4日号より抜粋


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