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シニア移住は人間関係がカギ 地方体験者に学ぶ成功、失敗

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週刊朝日#シニア

あこがれの地方移住、成功のコツは?

あこがれの地方移住、成功のコツは?

 大都市から地方へ移住するシニア世代は、リゾート地など豊かな自然や気候にあこがれる人が多い。

 だが、成功の秘訣は移住先の地域に根差した人間関係を大切にする、「人」を中心とした移住だ。

「こちらへ来て本当によかった。海も自然も私たちに合っています。東京よりのびのびと暮らしています」

 昨年4月、長年住んだ東京都町田市から沖縄県名護市に移住をした荒木登枝子さん(69)は満足げに言う。同居する母親(95)と夫とともに移り住んできた。

 大浦湾に面した名護市にある築1年のバリアフリーの市営住宅に住む。家賃は都内の5分の1程度、3人暮らしで生活費は月15万円。天気のいいときは海に出て、趣味のマリンスポーツを楽しむ日々だ。

「新鮮な食材も安く、年金生活者にはありがたいです」(荒木さん)

 移住のきっかけは、息子からの勧め。オーシャンアスリートの息子は、約10年前に沖縄へ移住。結婚を機に、2年前に妻の実家のある名護市内の東海岸に引っ越してきていた。

「隣の集落に息子一家がいるので安心できます。孫たちからエネルギーをもらって、こちらに来て母は元気になり笑顔も増えました」

 移住希望者への情報提供や相談を行う、移住・交流情報ガーデンの業務管理者の後藤千夏子さんはシニア移住の秘訣をこう語る。

「なかには、移住者の受け入れに消極的な地域住民の方もいます。地方移住は、地域住民との相性が重要で、地域コミュニティーにうまく溶け込むことが必然になってきています。人づきあいが苦手だという人は、地域とのかかわりがうまくできない場合もあります」


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