東尾修 松坂大輔に「約束を果たせ」と鼓舞 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修 松坂大輔に「約束を果たせ」と鼓舞

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
今季初先発で勝利したメッツの松坂大輔(写真:gettyimages)

今季初先発で勝利したメッツの松坂大輔(写真:gettyimages)

 米大リーグで復活を遂げつつあるメッツの松坂大輔。しかし、西武時代に間近で見てきた東尾修氏は、大リーグではなく、「日本で200勝を目指せ」と言う。

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 メッツの松坂大輔が5月25日(日本時間26日)のダイヤモンドバックス戦で、今季初先発して勝ち投手になった。どんな形だろうと、メジャーの舞台が大輔にとって日常に戻ったことは、18歳の時から西武の監督として間近で見てきた私にとっても、まずはよかったと思う。

 投球フォームはだいぶ変わった。テレビの映像を見て感じたのは、下半身からの連動性がないというか、求めなくなったなということ。

 投手の理想は、足の先から指の先に、最大限の力を伝える連動性、しなやかなフォームで投げることだ。今の大輔のフォームは、下半身からの連動よりも、どうやったら腕を振れるかを考えている形だ。

 2009年の第2回WBC以降の不調で、マイナーでリハビリ生活を送っていた同年8月。フロリダ州フォートマイヤーズで練習中の大輔を訪ねた。その時に彼の口から、股関節を痛めていたことを聞いた。

 股関節の柔軟性の重要性は、私も西武時代から言ってきたことだ。痛めてからは股関節が使えなくなり、上半身だけで投げるようになっていた。股関節を使えないからうまく体重移動ができず、右腕がしっかり上がるのを待てずに肩や肘だけで投げる。右肘の手術へとつながる要因にもなっただろう。

 今は、右肩を下げて、その反動で投げる形で勢いを出している。スリークオーター気味にして、腕の通りをよくする。今の彼の体の状態において、ベストであるのかなと思う。


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