松山ケンイチ 震災映画で小雪と子どものことを思う 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松山ケンイチ 震災映画で小雪と子どものことを思う

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 現在公開中の映画「家路」で主演を務める松山ケンイチさん。この作品で「一番大事なのは家族だよなって考えさせられました」という。

*  *  *
 その、なにもかも見透かすような目で、この日は饒舌(じょうぜつ)だった。

 震災後、原発事故で誰もいなくなった故郷の福島に帰り、立ち入り禁止区域内でひとり自給自足を始める主人公に、仮設住宅で暮らす母と兄の家族。映画「家路」は、「“今”を扱う作品だったから」と出演を決めた。

「ずっと、そういう作品が重要な気がしていたんです。それに、脚本に言いたい台詞がたくさんあった。血が通っていて『これは簡単に言えないな』って思わせるものばかりでした」

 ドキュメンタリー出身の監督の話も、心に響いた。

「ものすごく重い雰囲気の中で、人間が重くしゃべるばかりかというと、そうではない。そんな場でも笑ってしまうこともあるのだと監督に言われて。確かに、人って苦難の時に苦しい表情をするだけじゃねえよな、って」

 役者として、人として、苦しみをも包み込むような骨太さが、増して見えた。

週刊朝日  2014年3月14日号


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