5人ずつでプレーする。基本的にフットサルと同じルールで行う(撮影/写真部・東川哲也)
5人ずつでプレーする。基本的にフットサルと同じルールで行う(撮影/写真部・東川哲也)
ボールに身を包まれているので、ケガをしにくいという(撮影/写真部・東川哲也)
ボールに身を包まれているので、ケガをしにくいという(撮影/写真部・東川哲也)
バブルボールの下からかぶって入る。中には背負うひもと取っ手がある(撮影/写真部・東川哲也)
バブルボールの下からかぶって入る。中には背負うひもと取っ手がある(撮影/写真部・東川哲也)

 バチッ! バチッ! フットサルコートに鋭い音が響き、選手らが弾けて転がる。巨大なバブルボールをかぶり、サッカーをするこの摩詞不思議な「バブルサッカー」は、ヨーロッパで流行。日本でも今年2月から本格的に大会が開催されている。

「サッカー」という名はついているものの、選手たちはボールを蹴るより、自分たちが転がっているほうが長い。少しぶつかるだけで驚くほど転がり、時には、弾け飛ぶ。さぞかし痛いと思いきや、大きなバブルボールに身を包まれているため、全く痛みを感じないそうだ。

 悪ふざけのように見えるこのバブルサッカーだが、実は想像以上にハード。記者もバブルボールに入ってみたが、11キロもあるため、一人で着脱できず、転がると簡単に起き上がれない。一回の試合時間は、10分と短いものの、試合後の「バブリスト」らは息があがり、その熱気で当初、透明だったはずのボールが大会後には白く曇っていた……。

週刊朝日  2014年3月14日号