いよいよ大掃除シーズン到来。でも、「やっぱり今年も家が片付かなかった」とやる気が起きない人も多いだろう。そんなアナタを“プロ”の助言で励まし、ついでに活を入れてもらおうと思う。

 モノを捨てれば片付くとわかっていても、いざ実行となると、簡単にいかない。思い入れがあったり、取っておけばいつか役立ちそうだったりする品々。高価だった服、誰かからのプレゼントなど、なかなか捨てられない。まだ使えるのに捨てるなんて、もったいなくて……。

 だが、「『モッタイナイ』は捨てるときに使う言葉ではない」と、「断捨離」を提唱するやましたひでこさんはキッパリ反論する。

片付けには時間がかかり、面倒で、収納する空間も必要。モノが多いと、あなたの大切な時間とエネルギーを奪われ、限られた空間まで明け渡さなければならない。つまり生活の主役がモノなんです。大切な自宅が物置のような状態のほうが、よほどもったいないと思いませんか」

週刊朝日  2013年12月20日号