雅子さまへの「皇后像」 必要なのは被災地訪問か? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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雅子さまへの「皇后像」 必要なのは被災地訪問か?

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 憲法に定められた国事行為を行う「天皇」に対し、そもそも「皇后」はどんな仕事をしているのだろうか。そして雅子さまは、どんな「皇后像」を描いているのか。また、果たして務まるのか、シミュレーションした。

「皇后は弱者に心を寄せ続けるのがつとめ。それがなければ、そのお立場にあるのは難しい」(皇室ジャーナリスト・渡辺みどりさん)

 それをどう表現するか。「平成流」では、その象徴と言えるのが、災害時の被災地への慰問だ。津波に襲われた奥尻島、阪神大震災、そして今回の東日本大震災。両陛下が質素な身なりで、避難所になっている体育館の床にひざまずき、手をとって被災者を励ます姿は、被災者以外からも敬意をもって受け止められてきた。

 これは伝統的公務というより、今の両陛下が即位後、確立したスタイルだ。東日本大震災では、震災直後の2011年3月16日、国民を励ます異例のビデオメッセージも出された。「『平成の玉音放送』とも言われていますが、津波による大変な被害や原発の危険な状況を知った天皇陛下が、皇后さまと相談しながら内容を決めたと聞きます」(宮内庁関係者)

「被災地や地方公務での慰問の主役は女性皇族です。美智子さまは言わばプロ。『私も美智子って名前なんです~』と思わぬ発言をした若い女の子にも、『まあ、おそろいね』とほほ笑む。当意即妙な受け答えは、簡単にまねができるものではありません」(宮内庁記者)

 毎年被災地へ足を運ぶ両陛下には及ばないとはいえ、雅子さまも東日本大震災では、久々の地方公務として被災地への訪問をした。当時は愛子さまが通学に問題を抱え、毎日送り迎えをしている状態だったが、学校の休日などスケジュールを工夫し慰問。大歓迎を受けた。

 今年6月に予定されていた被災地慰問は延期になり、「オランダに行けて被災地は行かないの」と批判も起きているが、「ギリギリの『どうしても』という場面では、ちゃんとやるのが雅子さま」(精神科医の香山リカさん)という評価もある。

週刊朝日 2013年7月5日号


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