兄が親の財産を独り占め…泣きを見ない方法とは 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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兄が親の財産を独り占め…泣きを見ない方法とは

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 相続には、一筋縄でいかない困難がつきものだ。平均寿命が男性より6歳以上長い女性は、その難局に直面する機会が多いといえる。両親から相続する「娘」の立場から見た相続の疑問に、専門家が答える。

Q1 親と同居する長兄が、妹に親の財産を教えてくれません。

 親の財産を長男が独り占め。こんな事例はいまだに多いらしい。公認不動産コンサルティングマスター相続対策専門士の曽根恵子さんが説明する。

「女性が相続を遠慮する時代が長く続いていました。財産は実家を継いだ息子が相続し、お嫁に行った娘に分けるものはないというのが当然だったんですね。でも今は違います。たとえ長男が教えてくれなくても、相続発生後に相続人として親の口座がある銀行に行けば、預金残高を確認することは可能です」

 最悪の場合、きょうだいの溝が深まることを覚悟して、調停に持ち込む手段もある。ただ説得の余地があるなら、相続税対策を話題にするなどして、長男に情報開示を促すのがベターだ。

Q2 父の「連帯保証」まで相続になるなんて!

 あまり知られていないが、「連帯保証」も相続される。よくあるのはこんなケースだ。

「父が、年収が低かった長男の家の住宅ローンの連帯保証人となり、父が亡くなったときに連帯保証が母や長女らに相続されてしまうのです。長男の返済が滞ったら母や長女にも支払い義務が生じるので、不安になりますよね」(日本中央会計事務所代表・青木寿幸さん)

 連帯保証も相続放棄できるが、その場合は自宅も含め、ほかの財産も放棄することに。連帯保証人になるときは、相続する家族のことも考えて判断すべきだ。

週刊朝日 2013年6月7日号


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