遺産整理 信託銀行へ依頼のメリットとデメリット 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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遺産整理 信託銀行へ依頼のメリットとデメリット

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 伴侶を突然失ったら、あなたは落ち着いて相続に向き合うことができるだろうか。きっと多くの人は、煩雑な手続きを前にとまどい、手助けしてくれるパートナーを必要とするはずだ。信託銀行の「遺産整理業務」では、相続手続きのサポートをしてくれる。しかし、注意は必要だ。

 大手信託銀行はどこも「最低額」を定めていて、その額はそろって消費税込みの105万円。つまり、大手信託銀行に遺産整理業務を依頼すれば、最低でも100万円はかかるわけだ。

 留意点はまだある。相続手続きで必要となる司法書士や税理士の報酬については、別途負担だ。『相続のミカタ』(中経出版)の著者で、日本中央会計事務所の代表である税理士の青木寿幸(としゆき)さんは言う。

「相続手続きの中には、不動産登記の書き換えであれば司法書士、相続税の申告であれば税理士というように、専門家にしかできない作業があります。逆に、信託銀行でなければできない作業はありません。信託銀行のメリットをあげるなら、長い付き合いがある顧客であれば財産を把握しているので、作業に漏れがなく、スピードが速いことでしょうか」

 もちろん、信託銀行の遺産整理業務で、満足いく結果を得られた人もいるだろう。ただ、そのためにはやはり、費用や業務内容を詳しく理解した上で、契約することが不可欠だ。

週刊朝日 2013年4月19日号


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