全員がん経験者「ザ・ワイルドワンズ」に学ぶがん克服術 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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全員がん経験者「ザ・ワイルドワンズ」に学ぶがん克服術

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週刊朝日#がん

「想い出の渚」などのヒット曲で知られる"加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ"。結成46年を迎えたメンバーは、4人全員ががんに罹患(りかん)した。リーダーの加瀬邦彦さん(71)が食道がん、鳥塚しげきさん(65)が胃がん、植田芳暁さん(64)が大腸がん、島英二さん(64)が胃がんだ。しかし見事に克服し、いまも精力的にステージに立つ。2人に1人ががんになる時代、彼らはいかにして「がんサバイバー」となったのか。その秘密を聞いた。

*  *  *
植田:島君、水の絆創膏を飲んだとか。どんなの?

島:液体の絆創膏で、手術後、食事をして胃にたまったものが腸におりた状態で飲み、傷口を守るんです。リーダーが罹患してから自分が罹患するまでの18年間に、医療は確実に進歩しましたね。

加瀬:僕は手術後に抗がん剤投与をするかどうか、医師に選択を迫られた。考えた挙げ句、しないほうを選び、気功で自然治癒力を上げることにしたんです。中国人の先生にちゃんと習ってね。今でも毎朝、気功の呼吸法を実践している。体をゆっくり動かすのが性に合っていたのかな。

鳥塚:僕は胃の手術の後、喉の方まで傷ついた。声がなかなか出せなくて、ハッヘッヒーと、歩きながらかなり発声練習をしたなあ。だって歌えなくなったら困るもの。あと、一度に量を食べられなくなって、食事は数回に分けるので、栄養価の高いものを探して食べる。それは今も実践しているね。

島:鳥塚さんは時間を守って食べるので感心します。昔から、ほかはどうでも食事の時間にだけはうるさい(笑)。でもその感覚というか管理能力が、体にはいいのかも。

植田:管理なら、俺だって昔から徹底してる。ジムに行かなくてもどこでもできる腕立てや腹筋や背筋を、手術の後も欠かさない。40年も続けてるから、運動しないと逆に気持ち悪くて。りんごと牛乳と青汁も数十年来続けている。地方のツアーにもりんごは持っていくし、スイカをカバンに入れてったこともある(笑)。まあ、気をつけてたって、がんになるわけだけど、その後が大事だよね。いま術後5年経ったけど、年に3度はMRIも撮っている。

島:がんサバイバーの鑑だね。そういえば植田さんは昔からお酒も飲まないしね。自分は、がんになってから、ジョギングとウオーキングを始めました。1日10キロと決めて、歩いたり走ったり。あと生活で変わったといえば、サプリや薬がどっさり増えたことかなあ。妻が僕の体に足りないものを調べて用意してくれる。

※週刊朝日 2012年9月28日号


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