10勝&球宴出場のダルビッシュ有 20勝への難敵は「灼熱地獄」 |AERA dot. (アエラドット)

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10勝&球宴出場のダルビッシュ有 20勝への難敵は「灼熱地獄」

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#ダルビッシュ

 日本の至宝は、メジャーリーグでも主役の輝きを放っている。

 7月8日で前半戦が終了。レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)は16試合に先発して10勝5敗と、上々の成績で折り返した。日本人の先発投手としては1995年の野茂英雄(ドジャース)以来で、オールスター戦(7月10日、カンザスシティー)にも選ばれた。

 前半戦では、カギとなる2試合があった。

 まず4月24日のヤンキース戦。9回途中までゼロに封じて降板、負けなしの3勝目を挙げた。大リーグ評論家の福島良一さんは、「メジャーを代表する強力打線相手に、あわや完封ですからね。あれで一気に自信をつけたでしょう」。

 現地で取材する記者は、初の連敗を喫した後、6月15日のアストロズ戦で、彼の変身ぶりに目を奪われたという。

「ずっと中4日、5日での登板が続いていましたが、監督の提案で、この試合は中7日で臨みました。その間に疲れを取り、小さくなりつつあったフォームをしっかり修正した」

 監督の配慮に応え、8回2失点で8勝目を挙げた。防御率3・59は、日本での7年通算1・99から見劣りするが、「レンジャーズの本拠地は空気が乾燥して打球が飛びやすい。打者有利の中でこの数字なら十分でしょう」(別の記者)

 リーグワースト3位の与四球53 (7月6日現在)も、「彼の四球は勝負にいった結果ですからね。それよりリーグトップを争っている奪三振数(117)を評価すべきです」(福島さん)

 開幕前、日本人投手初の20勝もあると本誌に語っていた福島さん。大台到達のポイントをこう指摘する。

「7、8月は投手に疲れが出る『打高投低』の季節。とくに本拠テキサスの暑さはすさまじい。いかに持ちこたえ、先発ローテーションを守れるかでしょう」

※週刊朝日 2012年7月20日号


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