山本寛斎氏 賞をとるためにやったことは「大声で叫ぶ」だった 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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山本寛斎氏 賞をとるためにやったことは「大声で叫ぶ」だった

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 世界的デザイナーとして活躍する山本寛斎氏は、父親がテーラー。ご本人いわく「おしゃれな環境で育てられていました」という。

 高校卒業後に上京し、ファッション界で名を成そうと、コシノジュンコさんのアトリエで修業。のちに、当時日本の洋装界唯一の賞だった「装苑賞」を受賞した。しかし、賞の審査会当日は、声援を送ってくれる仲間は一人もいなかったという。そこで、山本氏はこんな「演出」を施したそうで……。

*  *  *
 公開の審査会で、観客500縲鰀600人が入る会場でやるんです。最前列には森英恵さんなど、そうそうたる先生方が座っている。ファッションの学校に通っている人は、作品が出ると同級生が拍手するんですけど、私は独学のお針子だから仲間がいない。それで、自分の服を着たモデルが出てきたとき、会場の後ろに走っていって応援団で鍛えた大声で「その服、かっこいい!」と叫んだんです。それで1位です(笑)。それまで拍手はあっても声援が飛んだことはなかったので、会場がどっと沸きました。声で1位が取れたとは思ってないですけど、どうしても賞が欲しかったから、そういう演出を工夫した。

※週刊朝日 2012年6月29日号


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