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藤原新選手がレース中考えることは「勝ったら何がもらえるか」

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 開催まで、いよいよあと2カ月に迫ったロンドン五輪。フリーアナウンサーの小林麻耶さんがマラソンの日本代表で、元「無職ランナー」の藤原新選手に話を聞いた。「いかに相手に心理的なダメージを与えるかというのが、勝敗にかかわってきます」と藤原選手。マラソン競技の特徴をこう話す。

*  *  *
小林:走っているときは駆け引き以外に、何を考えているんですか。

藤原:僕は「勝ったら何をもらえるかな?」とか考えてます。今回は、「勝ったらロンドンオリンピック代表が決まるな」とか。それからタイム。

小林:それで自分を鼓舞して。

藤原:はい。村上春樹さんのエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』の中に、マラソンランナーが走っているときに頭の中で唱える言葉として、"Pain is inevitable.Suffering is optional." 「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」というのがありましたが、僕は「キツいのは気のせいだ」と唱えてますね。

小林:おもしろい!

藤原:世界的には賞金レースは主流です。日本でも、賞金レースへの抵抗感がだんだんなくなってきているので、これからは変わっていくと思います。できるだけ多くの賞金レースが日本にできるとうれしいです。だから僕も「賞金を狙ってました」という話を何度もするんです。

小林:今後のマラソン界において、藤原選手の存在は大きいと思います。

藤原:「お金のために走りました」と言ったら、きっとお叱りを受けるんでしょうけど、お金であろうと、夢があるのはいいと思います。

※週刊朝日 2012年6月8日号


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