東電の報道陣への対応に、海外メディアも怒り爆発

週刊朝日#原発
 2月4日午前、東京電力が福島第一原発(フクイチ)2号機の炉内温度が上昇していると発表した。しかし、数値に異変が起きたのは2月1日のことだ。

「爆発していないことになっている2号機は外観上、問題なく見えます。しかし、フクイチの現場にいた私が言いますが、3月15日に2号機で大きな『爆発音らしき音』がしたのは間違いない。"爆発"の圧力が外部ではなく内部にかかったと見ています。つまり、外壁が吹き飛んだ1、3号機に比べて、2号機は内部の損傷が激しいということです」

 フクイチ幹部の一人は、2号機の異変をこう語る。

「もともと、私たちは外部から状況を見ることができない2号機を一番恐れていた。その2号機が80度近い温度になったというのは、本当に不気味です」

 現在、フクイチへ報道陣を入れる準備をしている東電。だが、2号機への異変を即座に発表しなかったことから、2度目のフクイチ公開も積極的とはいえない。

「東電の報道陣への対応に対し、外国メディアの一人も本誌に怒りをぶちまけた。「東電広報はわざわざ、こちらのオフィスに説明にきたのだが、外国メディア枠は『4』しかないという。ふざけるな、と思った。『最低でも、20人は必要だ』と言うと、東電広報は理由も言わずに『それはできない』の一点張り。やっと1人増員の『5人』で決着したが、まったく埒があかない。東電の社債の投資家は海外にもいます。隠したい、見せたくない、報じてほしくないという思いなのだろう。広報の人は『上がダメなんですよ』と小さな声で話していました。本当にダメな会社ですよ」

 東日本大震災から1年がたとうとしている。だが、東電の姿勢は変わっていない。

※週刊朝日2012年2月24日号

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