「派手な服装でチャキチャキと歩く姿が印象的で、午前中、息子と2人で歩いているのをよく見かけました」(別の近所の男性)
前出の元飲食店経営者もこう話す。
「男女問わず人当たりがよく、誰にでも好かれる感じでした。お酒は飲めなかったが、カラオケが好きでよく演歌を歌っていました」
だが、神山容疑者は度重なる刑務所暮らしについては隠したかったのか、
「10年ほど前、しばらく見ない期間があり、久しぶりに会ったときは『大阪に行っていた』と言っていました」(近所の女性)
このほかにも「千葉の娘に会いに行っていた」「脳梗塞(こうそく)で入院した」などと話していたという。
なぜ神山容疑者はスリを繰り返すのか。記者は家族に話を聞こうと自宅を訪れたが、記者の問いかけに無言を貫いた。
その自宅玄関にはこんなシールが貼られていた。
〈防犯ビデオ作動中〉
これを見て神山容疑者は何も感じなかったのだろうか。