——お仕事が非常にお忙しいと思いますが、外部の家事サービスは利用していますか

 2週間に1回ほど食事の作り置きや水回りの掃除などの外部サービスを利用しています。しかし私の住む茨城県は外部サービスの対象外となっていることが多く、サービスの選択肢が圧倒的に少ないという印象です。特に東京との大きな格差を感じています 。

——夫婦で協力しながら家事育児を行っていくために大事なことは何だと思いますか

 まずは結婚当初にきちんと役割分担を決めることです。不都合が生じてきたら感情的にけんかするのではなく、どうすれば改善されるのか2人で冷静に話し合う必要がありますね。うちの場合は夫婦どちらも仕事が大好きなので家事育児は半々で分担していますが、半々がどの家庭でもベストというわけではないと思います。話し合いを重ね、それぞれの夫婦の生き方にとって最適なバランスを見つけることが大事だと思います。

川久保皆実(かわくぼ・みなみ)
弁護士、株式会社リージット代表取締役、つくば市議会議。2010年東大大学院法学政治学研究科(法科大学院)修了。15年鳥飼総合法律事務所入所。18年株式会社リージット代表取締役就任。20年つくば市議会議員就任。

(文/東京大学新聞社・森永志歩)