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きょう14日午後2時までの24時間降水量の日最大値は、100ミリを超えた所があります。降り続く雨で、地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険が高まっている地域もあります。土砂災害に警戒してください。

24時間で100ミリ超の雨 土砂災害の危険が高まっている地域も

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きのう13日からきょう14日にかけて、日本のはるか東に中心を持つ高気圧の周辺をまわって、本州付近に湿った空気が流れ込んでいます。本州付近には雨雲がかかり、四国や紀伊半島付近には、発達した雨雲もみられます。

午後2時までの24時間降水量の日最大値は、静岡県御前崎市116.5ミリ、岐阜県本巣市根尾116.0ミリ、徳島県海陽町110.0ミリ、徳島県美波町104.0ミリと、100ミリを超えた所もあります。
降り続く雨で、地盤の緩んでいる所もあります。特に、徳島県阿南市では、土砂災害の危険が高まっている地域があります。土砂災害に警戒してください。

あす15日にかけて大雨の所も 九州~近畿を中心に雷雲が発生しやすい

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あす15日にかけて、湿った空気の流れ込みが続き、低気圧が本州の南を東進する見込みです。上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
本州付近に雨雲がかかり、神奈川県や静岡県では、大雨になる所がある見込みです。雨雲が予想以上に発達したり停滞した場合には、警報級の大雨になる可能性があります。
九州から近畿付近では、雷雲が発生しやすく、急な強い雨に注意が必要です。雷雲の周辺では、竜巻などの突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、直ちに、建物の中など安全な場所に移動してください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。