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あさって8日(土)から9日(日)は本州付近に4月としては強い寒気が流れ込みます。一時的に寒の戻りとなるでしょう。東北南部や関東甲信および北陸の標高の高い地域では雪が降り、積もる所もありそうです。峠道など車の運転は路面状況の変化に注意が必要です。晴れる所も9日(日)の朝はグッと冷えるでしょう。

4月としては強い寒気 標高の高い所で積雪も

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あす7日(金)は、寒冷前線が日本列島を通過します。全国的に南よりの風が強まり、春の嵐となりそうです。前線が通過した後、本州付近には4月としては強い寒気が流れ込むでしょう。上空1500メートル付近の寒気の予想を見ますと、北陸周辺でマイナス6℃以下と2月並みです。

8日(土)夜から9日(日)朝にかけては、東北南部や関東北部、甲信および北陸の標高の高い地域で雪が降る見込みです。雪の積もる所もあるでしょう。週末でお出かけを予定されている方もいらっしゃるかと思いますが、峠道など車の運転は、積雪や路面の凍結による交通障害などに注意が必要です。

北海道も9日(日)には、道東を中心に平地でも雪の降る所があるでしょう。こちらも車の運転は路面状況の変化にお気をつけください。

路面の凍結 特に注意すべき所は

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雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

晴れる所も日曜朝は冷える

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寒気の影響を受けるのは標高の高いエリアだけではありません。平地も含めた広い範囲で寒の戻りとなるでしょう。晴れる関東南部や東海から九州にかけては、日中は日差しもあって、それほど気温は低くならないものの、朝が冷えます。9日(日)の最低気温は各地で10℃を下回るでしょう。朝、早くお出かけになる方は厚手の上着が欲しいくらいです。ここ数日の朝が比較的暖かかっただけに、より寒く感じられますので、服装選びにご注意ください。