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霜注意報は、真冬である12月~2月には発表されません。
発表されるのは11月や3月などの晩秋や春先にかけてですが、「寒さ」で考えれば12~2月のほうが寒いはず。
真冬に発表されない理由は、発表基準が「霜が降りるかどうか」ではないためです。

霜注意報の発表基準

霜注意報、一度は見た・聞いたことがあると思いますが、実は霜注意報は、真冬である12月~2月にはほとんどの地域で発表されません。とはいえ、霜が下りる目安となる気温は「3℃」と言われていますので、単純に霜が降りる可能性を考えると、1月であれば南西諸島等を除くと日本列島各地で、毎日のように霜注意報が発表されてもおかしくないはずです。

では霜注意報はどのような時に発表されるのでしょうか。
気象庁によると「霜注意報は、霜により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。」とあり、具体的には、「春・秋に気温が下がって霜が発生することによる農作物や果実の被害が発生するおそれのあるときに発表します。」と定義されています。

霜注意報は「霜が降りるかどうか」を基準としているのではなく、「予想外に霜が降りることで農作物へ影響を与えうるかどうか」を基準としていて、農作物が少なく、毎日のように霜が降りることが想定される真冬の期間には、霜注意報は発表されないのです。