メイン画像
メイン画像

きょう24日(金)、日の入り後の西の空で、金星と月が接近します。また、九州の南西部から南西諸島にかけての地域では「金星食」も起こります。気になる各地の今夜の天気は?

月と金星が大接近

きょう24日(金)、日の入り後の西の空で、明るく輝く金星に細い三日月が近づきます。今夜は晴れる北日本や沖縄本島地方を中心に美しい星空を楽しめそうです。

日の入りは、札幌市では17時51分、仙台市では17時52分、那覇市では18時42分です。

月が沈む直前に金星食の見られる地域も

画像B
画像B

また、九州の南西部から南西諸島にかけての地域では、月が沈む直前に「金星食」が起こります。月の暗い輪郭に金星が隠れていく様子が見られるでしょう。

かなり低空で起こる現象ですので、水平線まで見渡せるような場所で観察してください。見られる地域は限られていますが、惑星食が日本から見られる機会は多くはありませんので、是非、注目してみてください。

「金星食」の見え方は?

画像C
画像C

「金星食」の見え方は地域によって異なります。国立天文台によりますと、長崎市では21時18分頃に金星の一部が月の縁にかかります。そのまま、金星全体が月に隠されることはなく、21時19分頃に月から離れます。

一方、潜入終了まで見られる那覇市では20時56分頃に金星が月の暗い側から潜入します。望遠鏡を使うと、金星が月に隠されていく様子を観察することができます。21時22分頃には、金星が月に隠されたまま、月と金星が沈むでしょう。

なお、「金星食」の全経過を見られる地域は長崎県の五島です。

今夜の天気は?

画像D
画像D

今夜は北海道や東北は晴れる所が多く、星空を見られる所が多いでしょう。関東は雲が多く、雨の降る所が多い見込みです。北陸から中国、四国は雲が多く、雨の降る所もありますが、一部で雲の切れ間があるでしょう。九州や奄美は雲に覆われ、雨雲のかかる所もありそうです。沖縄本島地方はおおむね晴れて、天体ショーを楽しむチャンスです。先島諸島は雲が広がりやすいでしょう。