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北陸や東北を中心とした大雪は、あす20日はいったん落ち着くものの、21日から22日は一転、広く雨に。その後、週末は再び大雪のおそれ。寒気の強さは今回と同じくらいか、今回よりも強い可能性があります。

「大雪」のち週の半ばは「雨」 なだれ・落雪注意

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先週末からきょう19日にかけては、今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込んだ影響で、日本海側を中心に大雪となり、松山市では初雪を観測するなど、太平洋側でも雪雲の流れ込んだ所がありました。

大雪のピークは過ぎつつありますが、JPCZ(発達した雪雲のライン)の影響でドカ雪となっている東北や北陸では、あす20日の朝にかけて局地的な大雪に警戒が必要です。あす日中は次第に雪が収まるでしょう。

一方で、21日から22日にかけては気温の上昇により、全国的に「雨」や「湿った雪」が予想されています。雪の多く積もっている所では、なだれや屋根から落ちてくる雪に注意が必要です。

今週末は寒波再び襲来

その後、週末にかけては再び強い寒気が流れ込みます。予想される寒気の強さは、19日現在、今回と同じくらいで、北陸周辺では今回よりも強いでしょう。輪島市の上空5000メートル付近に予想される寒気は25日未明にマイナス40℃くらいと、12月としては10位以内に入るくらいの強さです。

日本海にはJPCZが再び形成されて、雪雲が同じような所にかかり続けることが考えられます。短い時間にあっという間に雪が降り積もりますので、車の運転は立ち往生などに注意が必要です。また、今回のように、積雪により消雪パイプの水が排水されず、道路が冠水する所もあるでしょう。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。