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きょう14日午前0時1分、福岡で「黄砂」が観測されました。きのう13日夜にも福岡では黄砂が観測され、12月に2日連続で黄砂が観測されるのは、46年ぶりのことです。

福岡で2日連続で「黄砂」観測

きょう14日午前0時1分、福岡管区気象台で黄砂が観測されました。視程は10キロメートル以上です。福岡ではきのう13日午後9時に観測されていて、12月に2日連続で黄砂が観測されるのは、1976年12月18日・19日以来、46年ぶりのことです。

なお、12月に黄砂が飛来することは比較的少なく、現在、黄砂の観測を行っている全国11地点で、12月に黄砂が観測されたのは、2012年に那覇で観測されたのが最後です。また、2010年の12月には、大阪や広島、高松、福岡、鹿児島、那覇で黄砂が観測されています。

きょう14日は、全国的に西より風が強まるため、東日本まで黄砂が飛来する可能性があります。屋外では車や洗濯物に付着する可能性があり、注意が必要です。

なお、現在の黄砂の観測地点は全国で11地点(札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇)となっています。

黄砂とは

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋や冬に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまうこともあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。