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気象庁がきのう1日発表した2022年秋(9〜11月)の日本の平均気温は、基準値(1991〜2020年の30年平均値)からの偏差が+0.90℃となり、1898年の統計開始以降、最も高い値となりました。

ことし秋の平均気温偏差 統計開始以来最高を更新

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気象庁はきのう(1日)、ことし(2022年)秋の平均気温偏差を発表しました。
それによりますと、2022年秋(9〜11月)の日本の平均気温は、基準となる1991〜2020年の30年平均値と比べて0.90℃高くなりました。+0.90℃の偏差は、1898年の統計開始以降、2019年を上回り、最も高い値です。

正偏差が大きかった年(1位〜5位)
①2022年(+0.90℃)、②2019年(+0.81℃)、③1999年(+0.64℃)、④2011年(+0.61℃)、⑤2020年・1961年(+0.58℃)

上の図は、90日間(9月3日~12月1日)の平均気温の、平年との差を表したものです。平年と比べて0.5度以上高い所がほとんどで、平年より1.5度以上も高い所もあります。東京都心は平年より0.7度高い、18.4度でした。

平均気温偏差とは

平均気温偏差は、1898年以降観測を継続している気象観測所の中から、都市化による影響が小さく、特定の地域に偏らないように選定された15地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)の月平均気温データを使用して算出されています。

冬の寒さはどうなる?

この先、冬の寒さは、1月になると東日本や西日本を中心に、平年並みか低い気温が予想されています。ただ、きのう(2日)気象庁が発表した最新の1か月予報によりますと、気温は12月は、東日本と沖縄・奄美で「平年より高く」、西日本では「平年並みか高い」予想となっています。

12月中は寒さは長続きせず、気温は高い傾向ですが、1月になると寒さが厳しさを増しますので、油断することなく、寒さへの備えや、雪への備えを進めておいてください。