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北海道の向こう1か月の天候は、平均気温は各地域とも平年より高い見込みです。降水量は、太平洋側で平年並みか多く、日本海側とオホーツク海側でほぼ平年並みですが、日本海側の降雪量は平年より少ない見込みです。日本海側では雪が降る時期に雨が降ったり、湿った重たい雪の降る日がありそうです。また、全体で平均すると降雪量が少なくても、局地的な大雪となることがあるため注意が必要です。さて、根雪がはじまる時期となります。今年はどのように根雪になるのでしょうか?

1週目(11月19日~11月25日)気温の変動が大きな一週間

気圧の谷や寒気の影響で曇りの日が多く、雨や雪の降る日があるでしょう。向こう一週間の平均気温は、平年並みか高い予想ですが、数日の周期で気温の変動が大きくなる見込みです。札幌の場合は、「最高気温が10度以上まで上がるなど急に気温が高くなる→雨が降る→雨の後は強い寒気が入り寒さが強まる→雪が降る。」というパターンになりそうです。雨に濡れると非常に寒い季節のため、折り畳みの傘を常に持ち歩くと安心です。

2週目(11月26日~12月2日)気温は高め、湿り雪のドカ雪に注意

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気温は全般に平年より高い見込みです。日本海側とオホーツク海側の天候は、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。太平洋側では低気圧の影響を受けやすいため、平年と比べて晴れの日が少ない見込みです。太平洋側で天気を崩す低気圧は、通過するコースによっては札幌でもまとまった雨やドカ雪となることがあるため、早めに冬の心構えをしておきましょう。たとえば、通勤等で車を使う方は「ふゆとじこ」に注意が必要です。「ふゆとじこ」とは、「ふ」冬道装備をしっかりと、「ゆ」ゆっくりと慎重に運転、「と」時には迂回や出控えも、「じ」時間に余裕をもって出発、「こ」こまめに天気や道路情報を確認。となります。

3週目(12月3日~12月16日)寒さ強まる ドカ雪からの根雪も!?

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太平洋側は平年と同様に晴れる日が多く、日本海側とオホーツク海側では曇りや雪または雨の日が多いでしょう。気温は平年並みとなるため、急に寒さが強まりそうです。北海道ではいよいよ根雪(長期積雪)を迎える時期となります。根雪初日の平年日は、旭川で11月24日、札幌は12月6日、函館12月19日、釧路12月30日などです。札幌では、昨年の根雪の初日は12月17日でした。その日は50センチの雪が降り、一気に積雪が増え、そのまま根雪となりました。今年の冬は、石狩湾から札幌に雪雲が流れ込む気圧配置となりやすいため、今年もドカ雪からの根雪となる可能性があります。