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日本の南にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に「台風」となり、発達しながら北上して、土日には本州にかなり接近する予想です。あすからの三連休は、西・東日本を中心に、大雨となるおそれがありますので、早めの対策が必要です。

台風15号 発生へ

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今年は、8月後半から9月にかけて、毎週のように、日本列島のどこかで台風の影響を受けていますが、この週末も、また「台風」が接近するおそれがあります。

22日木曜、9時現在、日本の南には、「台風のたまご」である熱帯低気圧があります。この熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風となるでしょう。台風に発達すれば「台風15号」となります。

熱帯低気圧から台風に発達した後は、さらに発達しながら日本の南を北上し、23日金曜:秋分の日の夜から25日日曜にかけて、西日本太平洋側から東日本太平洋側へ、かなり接近する見込みです。

予想雨量は?

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今回、特に気を付けなければならないのは、「大雨」です。

熱帯低気圧から変わる台風本体や、台風周辺の「暖かく湿った空気」が流れ込むため、西日本から東日本を中心に25日日曜にかけて、雷を伴って「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨となる所があるでしょう。

23日金曜:秋分の日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
近畿地方、東海地方:150ミリ
関東甲信地方:120ミリ

その後、24日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
近畿地方、東海地方:100から200ミリ
関東甲信地方:100から150ミリ
となっています。

西日本から東日本を中心に、25日日曜にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも、ご注意ださい。

大雨への備えは 早めに

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台風の発生を前に、いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。

①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。

②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。

③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。

また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。