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北海道では、西の地域から次第に天気が回復し、晴れ間が出てきましたが、上空には寒気が流れ込んでいます。道北や道東方面では、すでに気温が一桁まで下がっている所もありますが、今後さらに気温は低くなりそうです。明日朝にかけて、氷点下の気温となる所も出てくるかもしれません。

雨や風の強まった北海道

北海道では、昨日(19日)から今日(20日)にかけて前線や台風14号の影響で雨や風が強まりました。昨日の夜遅くから今朝にかけては日本海側を中心に1時間に20ミリから30ミリの雨の降った所がありました。檜山地方の上ノ国町石崎では今日午前2時10分までの6時間雨量が67.0ミリとなり、9月としては統計史上1番多い量となりました。

明日朝にかけては氷点下の気温も!?

北海道の上空には10月並みの寒気が流れ込んでおり、この後も気温は下がっていきそうです。さらに、明日(21日)朝にかけては放射冷却現象の影響もあってより一層冷え込みが強まる見込みです。明日朝の最低気温は広く10度前後で、内陸では一桁の所も多くなるでしょう。道北や道東方面の内陸などでは、氷点下の気温まで下がる所もあるかもしれません。
もし氷点下まで気温が下がれば、今シーズン初のことになります。例年では、シーズン初の氷点下を観測するのは9月27日頃で、もし明日にかけて氷点下となると、9月に観測されるのは3年ぶりのことです。

内陸を中心に霜のおりる恐れがあるため、農作物の管理に注意してください。また、今シーズンまだストーブを運転させていない方は多いと思いますが、試運転をしておくなど、本格的な寒さを迎える前の備えが必要となりそうです。

なお、上空の寒気の強まり次第では、旭岳など山頂の高い山では雨が雪に変わる可能性があります。明日明け方にかけて山頂で雪が積もり、全国で今年初の初冠雪となるかもしれません。旭岳の初冠雪の平年は9月25日で、昨年2021年は10月6日に観測されています。