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この先、日本列島には秋雨前線が停滞しやすく、9月のスタートは北陸周辺で再び災害級の大雨の恐れがあります。引き続き、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

北陸周辺 記録的な大雨予想

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日本気象協会独自の「JWAアンサンブル雨量予測」では、9月1日から2日にかけての24時間雨量の最大値が、北陸周辺の多いところで200ミリ~300ミリに達するおそれがあります。

予想される雨量となった場合、1枚目の図のように、「過去に観測した雨量の最大値との比(既往最大比)」で130%~150%に達し、災害発生危険度が極めて高くなるおそれがあります。

※こちらは、対象期間内に予想される24時間降水量の最大値と、その降水量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何割に達するのか、ということを示しています。
これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まるという研究結果があります。

なお、これは8月24日現在の予想で、大雨の場所やタイミングが変わる可能性がありますが、9月にかけて秋雨と台風シーズンが続きます。tenki.jpでは随時、情報を更新していきますので、最新の情報をチェックしてください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。