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この先1週間、花粉の飛ぶ量は、仙台・東京・名古屋では一番上のレベルの「非常に多い」日もあるでしょう。花粉の種類は、関東から西ではヒノキが中心ですが、北陸でもスギだけでなくヒノキが多く飛ぶ所もありそうです。症状がでる方は、対策を心がけてください。

この先1週間 花粉の飛ぶ量は?

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4月も半ばになり、桜前線は北上を続けていますが、まだ広い範囲で、スギやヒノキの花粉に注意が必要です。

週間花粉情報を見ますと、15日(金)は、仙台・名古屋・広島・高松・福岡は「やや多い」でしょう。一方、東京・新潟・金沢・大阪は雨で気温が低いため、花粉の飛ぶ量は「少ない」見込みです。

ただ、油断はできません。

16日(土)以降は、広い範囲で、花粉の飛ぶ量が増えるでしょう。仙台や名古屋では、16日(土)以降、一番上のレベルの「非常に多い」日が目立ちます。東京でも、この先1週間は、まだ「非常に多い」予想の日がありますので、対策が必要です。

花粉の種類 北陸でもヒノキが増加

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そして、花粉の飛ぶ種類も、だんだん変わってきました。

16日(土曜)のヒノキ花粉予測マップを見てみますと、九州ではスギだけでなくヒノキの花粉もピークを過ぎましたが、中国、四国から関東では、まだヒノキが多く飛ぶ所がありそうです。さらに、北陸でも、あちらこちらで濃い色の表示となっており、これまでよりも、ヒノキの花粉が多く飛ぶ予想になってきました。

ヒノキ花粉で症状がでる方は、対策を心がけてください。

帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために

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花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。

① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。

新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。

③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。