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関東甲信では相次いで南岸低気圧の影響を受けるでしょう。10日(木)から11日(金)建国記念の日にかけて雪が降り、平野部でも大雪の恐れがあります。また、13日(日)から14日(月)も広く雪や雨が降るでしょう。降る量が多くなる恐れがあります。

10日(木)~11日(金) 平野部でも大雪の恐れ

10日(木)は、関東の南の海上を低気圧が進むでしょう。この低気圧だけではなく、北側には別の低気圧が発生する予想です。このため、北側に降水域が広がり、関東甲信に広く雪雲や雨雲がかかるでしょう。

10日(木)の明け方から関東甲信では雪が降り始めそうです。内陸部を中心に日中も雪が降り続き、大雪となる恐れがあります。朝は東京23区などでも雪が降り、積雪となる所があるでしょう。今のところ、日中は沿岸部では雨に変わる所が多い予想ですが、1月6日(東京都心で10センチの積雪を観測)のように寒気を引きずりこむと、日中も雪のまま降り続く可能性があります。

内陸部を中心に雪がしっかりと道路に積もり、交通機関に影響がでる可能性があります。車の運転は冬の装備で、雪道が心配な場合は予定の変更や公共交通機関を使うことを検討してください。積雪とはならなくても夜間は冷え込み、路面が凍結する所がありますので注意が必要です。

11日(金)建国記念の日の未明にかけて雪や冷たい雨が降り、影響が長引く恐れがあります。

13日(日)~14日(月)も南岸低気圧

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13日(日)から14日(月)も本州の南岸を低気圧が進むでしょう。

関東甲信には広く雪雲や雨雲がかかる予想です。内陸部を中心に雪が降り、雪の量がかなり多くなる恐れがあります。千葉県など沿岸部は今のところ雨の予想ですが、降り方が強く、まとまった雨量となるでしょう。

関東甲信では10日(木)から11日(金)、13日(日)から14日(月)と立て続けに大雪の可能性があります。雪がとける前にまた大雪となる可能性もあり、警戒が必要です。

関東甲信の雪の予想は低気圧の位置や発達具合、地上付近の気温の少しの違いで、雪のエリアが大きく変わる可能性があります。最新の気象情報を確認してください。

雪に関する気象情報・交通情報を入手

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大雪に関する気象情報は、予想される現象の数日前から発表されます。予想降雪量、降雪のピーク(注意を要する時間帯)などは随時最新の情報を確認し、事前対策の目安にしましょう。交通機関への影響が予想される場合、あらかじめ目的地までのルートを変更したり、不要不急の外出自体の延期・取りやめを検討したりしましょう。

大雪への備えを

積雪の可能性がある場合、融雪剤の散布や除雪用具(スコップなど)の確認をしましょう。直前に準備しようとすると、手に入らないこともあります。

また、食料品も準備をしておくと安心です。備蓄する食料品は、必ずしも長期備蓄用の保存食でなければいけないわけではありません。普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、古いものから使い、使ったら新しく買い足していくことで、常に一定量の食糧を家に備蓄することが可能です。