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あす5日(土)の花粉飛散量は、関東から九州にかけて「少ない」予想ですが、わずかながら花粉が飛ぶ可能性もあります。本格的な花粉シーズンもすぐそこです。早めの対策を心がけてください。

飛散開始前でも微量の花粉は飛ぶ

あす5日(土)は全国的に厳しい寒さとなるでしょう。花粉飛散量は、関東から九州にかけて「少ない」予想ですが、飛散開始前でもわずかな花粉が飛ぶことがあり油断はできません。

花粉の飛散開始日の基準は、1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続して観測した場合の最初の日です。つまり、花粉が1個以上観測されても1日だけでは飛散開始となりません。実際に、飛散開始前に1個以上が1日だけ観測されることがしばしばあります。

今年の花粉 飛ぶ量はどのくらい?

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関東から九州にかけては早ければ来週中にも飛散開始となる所があるでしょう。来週にかけて全国的に気温は低い日が多いですが、あと1~2週間のうちに一気に本格的な花粉シーズンとなりそうです。

今年の花粉の飛ぶ量は、北日本や東日本、九州などで前シーズン並みか多い傾向です。特に北海道、青森県、新潟県、石川県、佐賀県は前シーズンの2倍以上の花粉が予想されます。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。

花粉の飛ぶ量はどうやって決まる?

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花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。

昨年2021年の夏(6~8月)は、北海道や東北、北陸、関東などで気温が平年を上回り、日照時間も平年より多くなりました。このことが今年の花粉の飛散量に大きく影響していると考えられます。