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2月4日は、二十四節気の立春。暦の上では春ですが、2月前半にかけて、厳しい寒さになる日が多いでしょう。スギ花粉の飛散開始は、まもなくです。寒さ対策だけでなく、花粉症対策も必要になります。

31日~2月6日 冬型の気圧配置が続く 雪と寒さの見通し

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向こう一週間は、日本付近は冬型の気圧配置が続くでしょう。上空1500メートル付近で、マイナス6℃以下の寒気が、本州の南まで流れ込む日が続く見込みです。降水があると、平地で雪の目安の寒気です。北海道や東北の日本海側、北陸を中心に雪が降る日が続き、積雪がさらに増えるでしょう。特に、2月1日頃は、上空5500メートル付近でマイナス36℃以下の寒気が北陸付近まで流れ込むでしょう。雪雲を発達させて、平地で大雪の目安の寒気です。北陸付近では、気圧の谷が近づくこともあり、雪の降り方が強まるでしょう。雪雲は、2日にかけて、東北の太平洋側や東海などにも流れ込む見込みです。3日から4日も、北陸付近に発達した雪雲がかかるでしょう。北海道の日本海側でも局地的に雪が強まることがありそうです。

さらに、5日から6日頃は、上空1500メートル付近で、マイナス9℃以下の寒気が本州の南まで流れ込む見込みです。北海道や東北の日本海側、北陸の雪は、山沿いを中心に強まるでしょう。東北の太平洋側や東海などにも、再び雪雲が流れ込む見込みです。

4日は、二十四節気の立春、暦の上では春です。暦とは裏腹に、日差しが届く地域でも、次の週末は、関東でも最高気温が10℃に届かないなど、寒さが厳しくなるでしょう。暖かくしてお過ごしください。

7日~12日 寒気が流れ込みやすい 春とは名ばかり 厳しい寒さ

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7日から12日にかけても、本州付近に寒気が流れ込みやすいでしょう。

7日頃は九州付近に気圧の谷が近づき、九州など西から雨が降り出す見込みです。8日から9日頃は、本州の南を低気圧が東進するでしょう。今のところの資料では、九州から東北にかけて、広く雨や雪が降る可能性があります。関東など太平洋側の平野でも、寒気や降水の状況などによっては、雪になることもあるでしょう。今後、最新の気象情報をご確認ください。

最高気温は、九州から関東でも10℃に届かない厳しい寒さの日が多い見込みです。

スギ花粉 飛散開始まもなく

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この先、厳しい寒さになりますが、花粉の季節に入りそうです。

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スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。花粉の飛散開始前でも、敏感な方は早めの対策を心がけましょう。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① マスク

新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

② メガネ

メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

③ 一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。