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急速に発達しながら近づいた低気圧の影響で、北海道では今朝にかけて十勝地方で大雪となりました。十勝地方の雪は今後おさまりますが、今後大雪や暴風の範囲は日本海側やオホーツク海側へ移る恐れがあります。急な天気の変化や、気象台から発表される気象情報などには十分留意してください。

暴風や大雪の警戒範囲 日本海側やオホーツク海側へ

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発達した低気圧が今夜にかけて北海道付近を通過し、明後日14日にかけて強い冬型の気圧配置に変わります。北海道付近は気圧の傾きが非常に大きくなり、14日にかけて西または北西の風が雪を伴い非常に強く吹く恐れがあります。また、活発な雪雲の流入により断続的に強い雪となり、猛ふぶきとなる恐れがあります。

最大風速は日本海側で23メートル、太平洋側やオホーツク海側でも20メートルに達します。

風速が20メートルとはいったいどんな風なのでしょうか。

まず風に向かって歩くことは困難で、何かにつかまっていないと立っていられなくなります。

木の小枝が折れたり、建付けの悪い看板などは飛び始める危険が出てきます。

走行中の車も大きくあおられ、慎重な運転が必要になります。

この暴風に、日本海側やオホーツク海側を中心に雪を伴います。降る雪に加え、路肩などに積もっている雪も吹き飛ばされ、非常に視界が悪くなり日中でもほとんど見通しが効かなくなる恐れがあります。また湿った雪が電線や樹木に付着、倒木などによる停電が発生する可能性があります。明日明け方までの24時間に降る雪の量は、日本海側やオホーツク海側で50センチ、太平洋側でも30センチに達する見込みです。

大荒れの天気は14日にかけて続く見込みです。急な天気の変化や、気象台から発表される気象情報などには十分留意してください。