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向こう1か月は、寒気の影響を受けにくい期間が多く、全般に平均気温は高めで経過するでしょう。しかし、2週目は冬型の気圧配置が強まり、気温は平年並みか低くなる見込みです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(12月11日~17日) 週明けにかけては荒れた天気に注意

今日(9日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

1週目は、低気圧や寒気の影響により、雲が広がりやすく、雨や雪の降る日が多いでしょう。11日は道北で雨や湿った雪が降りだし、12日は道央や道南方面にも雨や雪の範囲が広がる見込みです。13日は雪が次第にしっかりとした降り方となっていき、札幌でも雪が積もるかもしれません。加えて風も強まり、荒れた天気となるでしょう。低気圧の発達の程度によっては、日本海側で暴風雪の恐れがあります。14日にかけて道北や道央、道南方面では雪の降りやすい天気が続くでしょう。15日以降は高気圧が張り出し、次第に天気は回復していく見込みです。

2週目(12月18日~24日) クリスマスシーズンは本格的な寒さ対策を

2週目は、冬型の気圧配置の強さは平年より強く、寒気も入りやすくなるでしょう。太平洋側は、平年と同じように晴れる日が多いですが、日本海側とオホーツク海側は、平年に比べて雪の日が多くなる見込みです。今日まで平年より雪が少なく経過してきた所が多いため、一気に本格的な冬に突入したように感じられそうです。

気温は、今まで平年より高めの状態が続いていましたが、この時季になると平年並みか低くなる見込みです。クリスマスシーズンとなり、イルミネーションを見るなど屋外でのレジャーも増えますが、外で長い時間過ごす場合は、本格的な寒さ対策が必要となりそうです。

3~4週目(12月25日~1月7日) 昨季よりは寒さ弱めの年末年始に?

3~4週目になると、冬型の気圧配置の強さは平年と同じくらいとなるでしょう。例年通り、日本海側やオホーツク海側は曇りや雪の日が多く、一方で太平洋側は晴れの日が多くなる見込みです。

昨シーズンのこの時季は、寒波が北海道を襲い、平均して平年より4度ほど低い気温となりました。中でも昨年(2020年)の大晦日と、今年(2021年)の1月2日は、道内173の観測地点のうち65ヶ所で最低気温がマイナス20度以下と、冷え込みが非常に強まりました。しかし、今シーズンのこの時季の気温は、平年並みか高めで経過する見込みです。昨年ほどの強い冷え込みはない年末年始となるでしょう。

とは言っても、冷え込む日がないわけではなく、寒さ対策をしないと凍えてしまう時季です。初詣などに出かける際は、マフラーや手袋などでしっかりとした防寒を心がけましょう。