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きょう9日発表された最新の1か月予報によると、期間のはじめは全国的に高温傾向ですが、今月後半になると一気に寒さが厳しくなる予想です。年末年始にかけての天気と気温の傾向をまとめました。

12月後半は一気に厳しい寒さに

気象庁はきょう9日、最新の1か月予報を発表しました。それによりますと、この先1か月の天候は、東日本と西日本の太平洋側の地域では、低気圧や前線の影響を受けにくく、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い予想です。

1か月の平均気温は、北日本では高く、沖縄・奄美は平年並みか高い予想です。一方、東日本と西日本はほぼ平年並みの予想です。ただ、これは1か月を平均した予想で、寒気が流れ込むタイミングでは厳しい冷え込みとなりそうです。急な寒さに注意が必要です。

1週目(12月11日~17日) 全国的に高温傾向

週ごとに詳しくみていきます。

1週目は、全国的に寒気の影響を受けにくい予想で、気温は全国的に高く、特に北日本と沖縄・奄美では平年よりかなり高くなる所がありそうです。来週にかけて、北海道では、日中の気温が0度に届かないという所はほとんどなく、北海道や東北、沖縄・奄美では、最高気温は平年よりも3度前後高い日が多いでしょう。12月中旬ですが、全国的に、本格的な冬とは思えないくらいの気温の日が続きそうです。

天候は、北日本・東日本・西日本のそれぞれ日本海側は、平年と同様に曇りや雪・雨の日が多いでしょう。北日本の太平洋側は平年と同じく晴れの日が多く、東日本・西日本の太平洋側は平年に比べ、晴れの日が多い見込みです。沖縄・奄美は、平年に比べて、曇りや雨の日が少ないでしょう。

2週目(12月18日~24日) 一気に寒くなる 日本海側は雪に注意

今月後半になると、「寒さ」と「雪」に注意が必要です。

2週目は、日本付近では西高東低の冬型の気圧配置が強まる見通しです。また、日本の上空には寒気が流れ込んで、気温は全国的に平年より低くなる予想です。1週目が高温傾向ですので、一気に厳しい寒さがやってきそうです。冬本番の寒さで、日中でも厚手のコートやダウンが必要となるでしょう。

また、冬型の気圧配置が強まるため、日本海側の地域では、平年よりも曇りや雪・雨の日が多くなりそうです。この冬、東日本と西日本のそれぞれ日本海側では降雪量が多い傾向の予想となっていて、これらの地域では雪に十分注意が必要です。

一方、北日本の太平洋側は平年と同様に晴れの日が多く、東日本・西日本の太平洋側は平年よりも晴れの日が多い見込みです。沖縄・奄美は、平年と同じく、曇りや雨の日が多いでしょう。

3~4週目(12月25日~1月7日) 年末年始は冬らしい寒さの所が多い

3週目から4週目にかけては、強い冬型の気圧配置は弱まる傾向です。気温は、北日本は寒気の影響を受けにくいため、平年並みか高いでしょう。東日本と西日本、沖縄・奄美は、ほぼ平年並みの予想です。

天候は、全国的に平年同様で、日本海側では曇りや雪・雨の日が多く、太平洋側は晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美は、曇りや雨の日が多い予想です。

年末年始は帰省などで、普段運転しない地域や峠道などで車の運転をする機会もありますが、雪道の運転は、急ブレーキや急ハンドル、急発進などを避け、いつも以上に安全運転を心がけてください。また、目的地の気象情報を得る、道路の状況などを把握する、などして事故のないように十分お気をつけください。