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向こう1か月は、平年より気温が高めの予想ですが、時折強い寒気が入る日がありそうです。そのため、標高の高い山や峠だけでなく、平地でも雪の降る恐れがあります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(10月9日~15日) 高めの気温が続く 山でも雪はなさそう

今日(7日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。1週目は南から暖かい空気が入りやすく、各地で気温が高めに経過する見込みです。

昨日(6日)は旭岳で、今日は利尻山と斜里岳で初冠雪が観測されるなど、ここ数日は強い寒気の影響で道北やオホーツク海側では標高の高い山で雪になった所もありましたが、向こう1週間は今回ほどの強い寒気は予想されておらず、山での雪はしばらくない見込みです。

しかし、10日日曜日から11日月曜日にかけて前線が通過する際に、各地で雨が強まる恐れがあるため、雨の降り方などには注意が必要です。

2週目(10月16日~22日) 平地で雪も? 峠越えはタイヤ交換

2週目は各地で平年並みか低めの気温が予想されており、1週目と比べると寒気が入りやすくなる見込みです。10月17日は雌阿寒岳、10月18日は手稲山の初冠雪の平年日となっており、再び雪の便りが届きそうです。峠でも雪になる恐れがあるため、峠越えを予定している方は、早めにタイヤ交換をしておくとよいでしょう。

また、10月19日には道北の稚内と旭川では「初雪」の平年日を迎えます。そのため、強い寒気が入れば、山や峠だけではなく、道北を中心に平地でも雪が降る時期に入ると言えるでしょう。

雨雲、雪雲の入り方によって降る場所が変わるため、初雪の観測がされるかは天気の崩れ方次第となりますが、今年の道北では平年通りに平地の雪が始まることも十分に考えられます。時期が近付いたら、天気予報をこまめに確認するようにして下さい。

3~4週目(10月23日~11月5日) 季節いったん足踏みも11月は一気に冬が?

3週目から4週目は平均気温が平年並みか高めとなる予想です。季節の歩みがいったん足踏みとなりますが、油断は禁物です。

長期的な予報資料を見ると、2週目に寒気をもたらすとみられる気圧の谷の西側には南から高気圧が張り出しており、2週目の寒気の後はしばらく北からの寒気が入りづらくなる見込みです。

しかし、そのさらに西側には、2週目のものより深い気圧の谷が予想されています。気圧の谷の通過後には強い寒気移流が起こりやすいため、11月に入ると一気に冬がやってくる可能性もあります。

峠だけでなく、平地を走る場合にも冬タイヤが必要になるかもしれません。最新の予報を確認しながら、早め早めに冬支度を進めておいた方がよさそうです。