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「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、この先1か月のポイントは、北海道~九州では「気温の変化が大きいこと」、一方、沖縄・奄美は「高温傾向が続くこと」です。天気は、北海道~九州では数日の周期で変わり、沖縄・奄美は晴れの日が多くなりそうです。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

1か月全体 北海道~九州は秋らしい天気 沖縄・奄美は晴天が多い

気象庁は、2日木曜、「1か月予報」を発表しました。

それによりますと、1か月全体の降水量や日照時間は、全国的に「ほぼ平年並み」でしょう。10月に向けては、北海道~九州では秋らしく、天気が周期的に変わりそうです。一方、沖縄・奄美では、晴れる日が多いでしょう。

また、1か月全体の平均気温を見ますと、北海道~東海・北陸は「ほぼ平年並み」、近畿~九州と沖縄・奄美は「平年より高い」予想です。ただ、細かく見ていきますと、気温の変化に注意が必要です。

【9月4日~10日】北ほど急に秋めく

週ごとに、詳しく見ていきます。

9月4日~10日の平均気温は、北海道や東北は「平年より低い」、関東甲信・東海・北陸は「平年並みか低い」でしょう。寒気の影響を受けやすいため、9月の上旬は、季節が一気に進んだ印象を受けそうです。まだ、秋物の洋服や布団を準備していない方は、早めにご用意ください。

一方、近畿~九州は、暖かい空気が入りやすいため「平年並みか高い」、沖縄・奄美は、高気圧に覆われやすいため「平年より高い」予想です。9月に入ったとはいえ、沖縄・奄美を中心に、残暑が続くでしょう。

【9月11日~17日】前の週に比べて 広い範囲で 気温の変化が大

ただ、9月中旬以降は、広い範囲で、気温の変化が大きくなりそうです。

9月11日~17日の平均気温は、北海道~九州は「平年並み」でしょう。特に、前の週は、北海道や東北を中心に、急にヒンヤリした空気に包まれただけに、季節の歩みがゆっくりになりそうです。一方、近畿~九州では、前の週は、高温傾向だっただけに、急に秋めいた印象を受けるでしょう。

一方、沖縄・奄美では、この週も、平年より気温の高い状態が続きそうです。こちらでは、秋の訪れはスローペースになるでしょう。

【9月18日~10月1日】秋の彼岸でも 暑さはおさまらず

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9月18日~10月1日の平均気温は、北海道や東北では「平年並みか高い」、関東~九州と沖縄・奄美では「平年より高い」でしょう。

20日に秋の彼岸入りを迎え、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は秋の彼岸になっても、暑さがおさまりそうにありません。むしろ、秋の彼岸の頃には、広い範囲で、暑さが戻るでしょう。

ただ、この時期は、朝晩と日中との気温差が大きくなる頃です。平均気温では「高温傾向」でも、朝晩は、秋めく日もありますので、服装選びに注意が必要です。

暑がりの方や寒がりの方など、それぞれですが、一般的に気温が5℃違うと、服装1枚分に相当すると言われています。最新の天気予報をチェックする際は、予想最高・最低気温も確認して、服装選びの参考にしてください。