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向こう1か月は、平均気温、降水量、日照時間いずれもほぼ平年並みとなる見込みです。気圧の谷や高気圧が交互に通過し、秋らしい天気経過となりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(8月28日~9月3日) 9月に入ると朝晩の冷え込みが強まる

今日(26日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

1週目は高気圧に覆われて晴れる日もありますが、気圧の谷の影響で曇りの日が多いでしょう。最高気温は平年並みか高めに経過し、内陸ではまだ30度以上の真夏日となることもありそうです。気温変化は大きくなってきましたが、引き続き熱中症対策は十分に行ってください。なお、最低気温は30日(月)頃まで平年並みか高いですが、31日(火)からは平年並みか低くなり、朝晩は秋の肌寒さとなるでしょう。特に期間の後半は朝晩の日中との気温差にも注意が必要です。

2週目(9月4日~9月10日) 日本海側の降水量の少ない状態は続く

高気圧に覆われる日や、気圧の谷の影響を受ける日がある見込みです。秋らしく天気は数日の周期で変わるでしょう。

オホーツク海高気圧の影響を受けやすい時期があるため、平均気温は、日本海側では平年並みで経過するのに対し、太平洋側やオホーツク海側では平年並みか低くなる見込みです。この頃からは一気に秋が深まったように感じられそうです。

なお、25日(水)までの30日間の降水量は、太平洋側は平年より多くなっている所が多く、渡島地方では平年の3倍ほどの降水を観測している地点もあります。しかし、日本海側やオホーツク海側では全般に平年よりかなり少なくなっており、平年の40%前後しか雨が降っていない所が多くなっています。この傾向は特に日本海側では2週目頃まで続く見込みです。農作物の管理などに注意して下さい。

3~4週目(9月11日~9月24日) 一雨ごとに寒く

引き続き高気圧に覆われる日や、気圧の谷の影響を受ける日がある見込みです。平年と同様に天気は数日の周期で変わるでしょう。平均気温も各地とも平年並みの見込みです。

この時期に入ると、時折北から強い寒気が流れ込むようになります。早ければ最低気温がマイナスになる地点も出てくるという時期となります(これまでに道内で最も早く最低気温が氷点下を記録したのは宗谷地方の稚内市沼川で9月11日)。一雨ごとに寒くなるのを実感するようになるでしょう。