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8月後半から9月中頃までのポイントは、北海道から東海と沖縄・奄美の「厳しい残暑」です。特に北海道や東北では気温が「平年より高い」予想です。熱中症に引き続き注意が必要です。気象庁が発表した1か月予報です。

北海道、東北では、体にこたえる暑さが続く

気象庁は19日、1か月予報を発表しました。

これによりますと、この先1か月全体の平均気温は、北海道と東北で「平年より高く」、関東甲信や東海、北陸、沖縄・奄美で「平年並みか高い」予想です。近畿から九州は「平年並み」でしょう。

平年ですと8月後半になると、北から秋の気配が徐々に感じられるようになりますが、今年は平年とは違い、北で残暑が厳しくなりそうです。しばらく体にこたえる暑さが続きますので熱中症にはご注意下さい。

また、記録的な大雨となった、近畿から九州は、日本海側を中心に湿った空気の影響で日差しの少ない日が多くなりそうです。

1週目(8/21~8/27)北海道と東北は厳しい暑さ

それでは週ごとに見ていきます。

北海道や東北から日本海付近には前線が延び、前線に向かって湿った空気が流れ込む日が多くなりそうです。南から暖かい空気が流れ込む北海道や東北では、平均気温が「平年より高い」予想です。同様に暖かく湿った空気の影響を受ける関東甲信や東海、北陸と、夏の高気圧に覆われる沖縄・奄美も「平年並みか高い」でしょう。近畿から九州は「平年並み」の予想です。

また、前線に近い日本海側では雨の降る日が多くなりそうです。記録的な大雨となっている所では土砂災害の危険が続くおそれがあります。

2週目(8/28~9/3)まだまだ暑さに注意

北海道から東海、北陸にかけては、引き続き南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われため、平均気温はそれぞれ「平年並みか高い」でしょう。暑さにはまだまだ注意が必要です。近畿から九州は「平年並み」で朝晩を中心に秋の気配を少しずつ感じられるようになりそうです。

北海道から東海と、近畿から九州の日本海側は、数日おきに晴れや曇りに変わりそうです。近畿から九州の太平洋側と沖縄・奄美は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなるでしょう。

3週目~4週目(9/4~9/17)暑さようやく落ち着く

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ようやく暑さは落ち着き、全国的に平均気温は「平年並み」となるでしょう。厳しい暑さが続いた北海道や東北では体力が落ちている方もいらしゃると思います。朝晩と日中との気温差が大きくなる時期でもありますので、体調管理にはご注意下さい。

天気は秋の特徴である周期的に変化する所が多くなりそうです。また9月は台風の発生数が多い時期で、台風が近づいた場合には大雨の可能性もありますので、今一度大雨の準備をしておくとよさそうです。