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前線の北上に伴い、九州に活発な雨雲が流れ込み始めています。九州は、あさって13日(金)にかけて大雨の恐れがあり、その後も来週にかけて雨量がさらに増えていく見込みです。梅雨が戻ってきたかのような、8月のこの時季としては異例の長雨となる見込みで、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

前線が九州を北上中 午後は大気の状態が一段と不安定に

きょう11日(水)、前線が九州付近を北上しており、すでに活発な雨雲が流れ込んで九州南部から激しい雨が降りだしています。前線は今夜にかけて対馬海峡付近へと北上する見込みです。午後は湿った空気の流れ込みが強まり、九州各地で一段と大気の状態が不安定になります。

13日(金)にかけて8月ひと月分を上回る大雨の恐れも

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きょう11日(水)午後、九州は前線の北上とともに激しい雨のエリアが広がり、1時間50ミリ以上の滝のような雨も降りだすでしょう。前線は、今夜からあす12日(木)、あさって13日(金)にかけて対馬海峡に停滞する見込みで、九州は前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で東シナ海側から活発な雨雲が次々に流れ込んできます。あさって13日(金)にかけて、8月ひと月に匹敵するか、それを上回る大雨となる恐れもあり、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要です。

来週にかけて災害の危険度が日増しに大きく

14日(土)以降、来週にかけても、「活発な前線が対馬海峡から九州北部付近に停滞」という、梅雨末期によく見られる気圧配置が続く見込みです。前線に向かって湿った空気の流れ込みが続くため、線状降水帯含む活発な雨雲が、いつどこにかかってもおかしくない危険な状態が続くでしょう。総雨量は日増しに増えていき、来週にかけて土砂災害などの危険度が日増しに大きくなっていきます。

この先一週間、気象台や自治体から発表される情報に十分ご注意下さい。特に、崖や川のそばなど、災害の危険がある場所にお住いの方は周囲の様子に十分に気を配り、危険を感じたらすぐに避難できるよう、心構えを高めておく必要があります。