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梅雨前線が停滞している沖縄では、きのう(29日)は名護市や読谷村などで、日降水量が6月として最多となりました。きょう(30日)も強い雨を観測していて、午後も断続的に雨が降る予想です。土砂災害に警戒が必要です。6月最後の日も、降水量が増える見通しで、ひと月の降水量が多くなっています。

沖縄周辺ではきょうも強い雨を観測

きょう(30日)も梅雨前線が本州の南に停滞していて、沖縄の周辺には暖かく湿った空気が流れ込んでいます。そのため、発達した雨雲が沖縄周辺にあり、落雷も観測されています。明け方には、鹿児島県の与論島で1時間に22.0ミリ、国頭村奥で1時間に21.0ミリの強い雨を観測しました。

沖縄では、本島地方を中心に、午後も断続的に雨が降る予想です。午前11時30分現在、沖縄市、うるま市、読谷村、嘉手納町に大雨警報が発表されています。これらの市町村では、昼過ぎにかけて土砂災害に警戒が必要です。

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那覇では6月として最多の月降水量に迫る

沖縄ではきのう(29日)未明、線状降水帯による災害発生の危険度が高まっていることを知らせる「顕著な大雨に関する情報」が発表され、各地で大雨となりました。きのうの日降水量は、粟国空港で268.0ミリに達しました。また、名護市や読谷村、久米島空港、久米島、沖縄市では、日降水量が6月としては最も多くなりました。

那覇では、日降水量が213.0ミリで、きのう24時までの6月の月降水量は、822.0ミリに達していて、6月として月降水量が最も多かった2005年の860.5ミリに迫る量となっています。

沖縄では、あす(7月1日)までは前線や湿った空気の影響を受け、梅雨空が続く見通しです。