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3月に入ってから週末の度に日本列島に襲来する春の嵐。東京の桜の生育とあわせてカレンダーで振り返ってみましょう。

13日 開花を促す土砂降りの雨 21日 満開を後押しする雨

図は3月に入り、東京都心で0.5ミリ以上の雨を観測した日と桜の開花日、満開日をカレンダー上に示したものです。

13日(土)は、関東の広範囲で雨脚が強まり、東京都内でも世田谷で1時間に38.5ミリの激しい雨を観測しました。この雨が桜の開花を促し、翌日の14日(日)には過去最も早い開花(タイ)となりました。21日(日)も発達した低気圧が列島に襲来。東京都内でも20メートルを超える最大瞬間風速を観測するなど、雨に加えて風も強まりました。翌日の22日(月)には、統計2位(タイ)の早さで桜が満開となりました。

2週続けて春の嵐に見舞われましたが、天気が下り坂に向かっているきょうの関東地方、このあとの雨が気になるところです。

きょう(28日)は花散らしの雨か

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きのう(27日)の春爛漫の陽気から一転、きょう(28日)は各地とも曇りから次第に雨へと変わる予想です。

すでに雨雲のかかている所もあり、午後は南部から雨の範囲が広がりそうです。次第に南よりの風が強まるでしょう。夜はカミナリが鳴って雨脚が強まる所もありそうです。

色鮮やかな桜が咲き乱れている東京都心では、今回の雨で散ってしまう桜があるかもしれません。この雨はあす(29日)の明け方にかけてピークとなりますが、あす日中は次第に天気が回復する見込みです。雨が上がったあとは一段と気温が上がり、春を通り越して初夏を思わせる陽気となりそうです。