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最新の3か月予報によりますと、この先も気温は高い傾向で、季節の進み方は早いでしょう。梅雨の時期は、東日本や西日本を中心に、平年よりも降水量が多い予想で、災害への備えも必要です。

この先も季節先取りの暖かさ 梅雨は降水量多い

きょう(24日)、気象庁は最新の3か月予報を発表しました。

それによりますと、この先も日本付近は暖かい空気に覆われやすいため、気温は、北日本から西日本にかけては高く、沖縄・奄美も平年並みか高い予想です。この先、日ごとの気温差もあって、一時的に寒の戻りもありますが、傾向としては、気温は平年より高く推移するでしょう。

一方、梅雨の時期、6月に入ると、湿った空気や前線の影響を受けやすいため、降水量は、東日本の太平洋側や西日本では平年並みか多く、沖縄・奄美では多い予想です。近年、梅雨の時期には、大雨による水害が発生しています。今年はより一層、注意、備えが必要となりそうです。

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4月 気温高く、衣替えも早まりそう

月ごとの天候・気温をみていきます。

4月の天候は、春らしく、周期的な天気変化をするでしょう。晴れて春の陽気を感じられる日がある一方、低気圧が発達して雨や風が強まる日があるのも、春の天気の特徴の一つです。ただ、このように荒れる天気は数日前から、比較的予想ができるものですので、数日前からこまめに天気予報を確認すると良いでしょう。

気温は、北日本から西日本にかけて暖かい空気に覆われ、高温傾向です。沖縄・奄美はほぼ平年並みでしょう。3月はこれまで気温が高く、統計開始以来最も早い桜の開花のたよりも各地から届いています。この先も、季節を先取りするような暖かさの日が多くなりそうです。4月になると衣替えを考え始める時期となりますが、今年は冬物の衣類をしまうタイミングが早くなりそうです。

5月 引き続き高温傾向 初夏の陽気も

5月も、北日本から西日本にかけては、天気は数日の周期で変わるでしょう。一方、沖縄・奄美は5月には長雨の季節を迎えます。平年だと、沖縄は5月9日ごろ、奄美は5月11日ごろに梅雨入りします。沖縄・奄美では平年と同様、曇りや雨の日が多い見込みです。

気温は、5月も北日本から西日本は平年並みか高く、沖縄・奄美はほぼ平年並みの予想です。5月になると、東日本や西日本では、最高気温の平年値は25度くらいになり、日によっては初夏の陽気となることもありそうです。次第に暑さ対策も必要になってくるでしょう。本格的な暑さがやってくる前に、食事や運動などで体力づくりをしておくと良さそうです。

6月 梅雨は降水量多い 災害への備えを万全に

6月の気温は、北日本では高い見込み、東日本、西日本、沖縄・奄美は平年並みか高い予想です。

6月に入ると、各地で梅雨のシーズンを迎えます。東日本の太平洋側や西日本、沖縄・奄美では、平年に比べて曇りや雨の日が多いでしょう。北日本と、東日本の日本海側は前半は天気は数日の周期で変わりますが、後半は曇りや雨の日が多くなるでしょう。

現時点での予想では、太平洋高気圧のふちを回る暖かく湿った空気が沖縄・奄美から東日本や西日本に流れ込みやすく、梅雨前線の活動が活発になりやすいと見込まれています。降水量は、東日本の太平洋側や西日本では、平年並みか多く、沖縄・奄美では多い予想です。

梅雨のシーズンには、ここ数年、大きな被害をもたらす大雨が続いています。今年も大雨に注意が必要です。梅雨前線に向かって、雨のもととなる暖かく湿った空気が流れ込んで、同じような場所で降り続くと、大雨となって川の増水や土砂災害など、災害の危険が高まります。

もう一度、あらためて、お住いの地域のハザードマップや避難ルートを確認する、食料・飲料水などの備蓄を確認する、家族との連絡方法を話し合っておく、など、災害への備えを万全にしておきましょう。