立春が過ぎた四国地方は、あちらこちらから蝋梅や寒桜などの花便りが届き、春に向かって季節の歩みは順調のようです。そんな中、スギの花芽もだいぶ膨らみ、飛び出しの機会を伺っています。四国地方では、2月4日現在まだ飛散開始になったところはありませんが、わずかながら飛び出しが観測されている所もあり、今年も花粉シーズンが間もなくスタートしそうです。
スギ花粉の飛び始め 間もなく飛散開始
スギ花粉の飛散は、例年並みか例年より早く、間もなく高知県など太平洋側から始まり、2月中旬には四国の広い範囲で飛散開始となるでしょう。そして、スギ花粉のピークが終わる3月中旬頃になるとヒノキ花粉の飛散が始まる見込みです。スギ花粉の飛散のピークは3月上旬から中旬、ヒノキ花粉のピークは4月上旬から中旬にかけてとなりそうです。
花粉の飛散量 例年よりは少ない
今年の花粉の飛散量は、四国では例年よりは少ない見込みですが、前シーズン比(2020年春との比較)で見ると、2倍程度と非常に多くなる予想です。前シーズンに花粉症の症状が弱かった人も、今年は油断せずに注意してください。花粉が飛び始める前の今から早めの対策を心がけましょう。
四国の1か月予報 暖かい日が多い
高松地方気象台から発表された「週別の天候」は以下の通りとなっています。
【1週目(2/6~12)】
期間の前半は、高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。期間の後半は、気圧の谷や湿った空気の雲が広がりやすい見込みです。
【2週目(2/13~19)】
平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
【3~4週目(2/20~3/5)】
低気圧の影響を受けやすいため、平年に比べ晴れる日が少ない見込みです。
向こう1か月の四国地方は、期間の前半は高気圧に覆われて晴れる日が多く、後半は気圧の谷や湿った空気の影響で、平年に比べ晴れる日が少ない見込みです。気温は平年より高く、特に前半は平年よりかなり高くなりそうです。